2008/06/05

梅雨の森

ここ数日太陽の光を浴びていません・・・。
憂鬱になりがちな気分を紛らわすために、カメラを持って近所を歩いてみました。
様々な植物が葉や花についた埃を洗い流して、綺麗な色を見せてくれています。
ズミの花が終わり、今咲いている花は目線が少し下がって「ウツギ」や「クリンソウ」が目立ちます。

ウツギはご存知 ♪う~のはな~のにおう垣根にホ~トトギ~ス早も来鳴きて・・・ の卯の花です。
若い頃は『卯の花って、あんまり良い匂いじゃないのになぁ、何で歌になったのかなぁ・・』なんて思っていました。 ほどなく【卯の花のにおう垣根に】とは卯の花が綺麗に咲いている様をあらわした古い言葉と教わりました・・・。 (笑)



クリンソウは桜草の仲間で、山中湖では今の時期あちこちのお宅の庭で元気良く咲いています。
私も義父に株分けしてもらったものを、かなりの数まで増やしました。
白いものと赤いものを近くに植えておくと、いつのまにかピンクの九輪草が咲いていたりします。
半日陰にある株の成長が良いみたいですね。
もっと増やしてお客様の目を楽しませて差し上げたいと思いながら世話をしています。

それと、今年はマムシソウ(カラスビシャク?)が目立ちます。 面白い形をしている上に背が高い!あちこちの草の茂みから顔を覗かせています。


濡れた若葉や樹皮の美しさを堪能しながら歩く雨の日の森は楽しいものです・・・。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

同じ日本でありながら、その環境によって味わえる自然の様子が異なっているのですねぇ。   そちらの自然も味わってみたいものです。

dragonfly さんのコメント...

富士山は独立峰。 麓から山頂まで様々な生態系を一つの山で見ることができます。
大袈裟に言えば、九州から北海道までの植物や動物の生態系が集約されているようなものです。 

標高約1000mに位置する山中湖では、亜高山帯の生態系を楽しむ事が出来るんですよ。

ちなみに、標高1000m付近は、気圧が少し低いんですよ。 その気圧は母体の羊水の圧力とほぼ同じなのです! 低地に住んでいる方が山中湖に来ると「ぐっすり眠れる」という事をよく耳にしますが、そのためだろうと思います。