2009/01/05

西高東低

うっかりして掛けかえるのを忘れていたカレンダー。
もう無いだろうと思っていても、意外とあるものですね。新年5日目も日が暮れようとしています。

ここ数年、富士山麓はあまり寒くありません。
本来なら今頃は明け方の最低気温が-10℃前後なのが普通ですが、それほど気温は下がりません。
大陸にある大きな高気圧は典型的な冬型の気圧配置なんですけどね。
まあ、道路の凍結や水道管の凍結に神経を尖らせなくてもいいので、助かると言えば助かります。

山中湖の湖水も、当然の事ですが結氷はしていません。毎朝、薄氷が張る程度です。
写真は今朝の山中湖畔で撮りました。

日の出の時刻までは釣り船も無く、湖面は鏡のように滑らかです。紅く染まった逆さ富士が綺麗に映り込んでいました。
やがてワカサギ釣りの船が出始めると、その船の立てる小波で薄く張った氷が湖岸に寄せてきます。
その氷が朝日を受けてとても綺麗です。
今日の写真は山中湖畔ママの森で撮影しました。
ママ(間々)とはアイヌ語で『崖』を意味するのだそうです。その名の表す通りママの森は崖になっています。 夜明け前、万全の防寒対策でじっと寒さに耐えながら富士山が紅く染まるの待つのですが、自分の立つ場所よりも早く夜が明ける富士山頂の輝きを見ると、寒さも忘れます。
夢中でシャッターを切っていると、ほんの僅かながら背中に暖かさを感じます。
振り返ると、三国山の向こうから朝日が昇って来ていました。

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