観測史上最も早い初冠雪を記録した富士山ですが、降り続く雨に今週は全く雲の中。山中湖からはその光景を見ることができません。
雪といえば、今年の富士山は山中湖から見て2箇所の残雪が消える事はありませんでした。
例年は7月の中旬頃に肉眼では確認できなくなるのですが、今年は例外でした。
これも地球温暖化がもたらすものだと思います。
不思議な事に、富士山は暖かい冬の方が雪が多く降ります。冬にいわゆる『西高東低』の気圧配置が緩む事が多いと太平洋側から湿った空気が流れ込み雪が多くなると言うわけです。
温暖化現象に危機感を感じ、たびたび『Co2』『温暖化』などのキーワードで検索を掛け様々な分野における専門家の文章を拝見します。
『現在地球は氷河期と氷河期の間にある温暖期に入っている。これまでは間氷期であったため気温が低めだったため、昨今の気温の上昇がクローズアップされている 云々』『グラスに口切いっぱいの氷水に浮かぶ氷が溶けてもグラスは溢れない』などといった楽観的な意見にもかなりの信憑性はあると思うのですが、やはり自分を取り巻く環境が確実に変化している事は明らかです。
富士山の雪もそうでが、渡り鳥の飛来状況も変わりました。山原に咲く花の時期や種類にしてもそう。見たことも無い花を頻繁に見つけ植物図鑑とにらめっこする事も増えました。
Co2削減を重視して様々な取り組みがなされるのは大変結構な事で、世界最高水準のCo2削減技術を持つ我が国にとっては経済的にも歓迎される風潮です。
しかしどうでしょう・・・。ルールによってCo2削減枠の売買を正当化し、排出抑制をする筈が逆に排出の権利を主張する結果になっている現状。
役割分担が進む事によってルールの中で役割を果たしても『当然のこと』に過ぎず、尊敬や感謝といった感情はもたれません。
国が自発的にCo2削減に取り組み大きな成果を挙げてこそ、他国からの評価も得られるのではないかと思います。
ちょっと重い話になってしまいました。
降り続く雨と異常に早い初冠雪に一抹の不安を抱える朝です。
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