「4番、ファースト、王」
うぐいす嬢のアナウンスで後楽園球場のボルテージは最高潮に・・・。
昨日ヤフードームで引退を発表した王監督の姿を見て、目頭が熱くなった方が多いのではないかと思います。 私もその一人です。
昭和40年東京産まれの私は、オリンピックで自国の選手を応援するのと同じように、物心付いた時には既に巨人ファンでした。
誰に言われるでもなく、ただただ王選手と長嶋の活躍に胸を躍らせていました。
冬には黒、夏には白い巨人帽、王選手がホームラン世界記録を樹立した時には、同級生の半分以上が達成記念のウインドブレーカーを着ていました。背番号1のパジャマを着て寝たという方も多いはずです。
駄菓子屋・仮面ライダーそして王選手が子供達の3種の神器。そんな時代でした。
いつも冷静で、ホームランを打っても相手投手を気遣い派手なガッツポーズなどしない。
世界のイチローをして「私には王さんは超えられない」と言わしめた、まさに『世界の王貞治』。

V9時代の巨人で子供心に夢を頂き、WBCで中年心に夢を頂き・・・。こうしてブログをかきながらも目頭が熱くなるの禁じ得ません。
昨今、TV画面で見る王監督はめっきりお歳を召され、闘病のご苦労が伺えます。
「WBCでもう一度世界一に!」と言う声も聞かれますが、僕はこのままゆっくり休んでいただきたいと思います。世界一の監督のまま勇退して頂きたいのです。
50年という途方もなく長い間、我々日本人に勇気と希望を与えてくれた王選手(監督)に、心から労いの言葉と感謝の言葉を申し上げたいと思います。
どうかゆっくりお休みになって、これからの人生思い切り楽しんでください。
ありがとうございました。
2 件のコメント:
「ひとつの時代が幕を閉じる」
まさに王さんの勇退というのは私たちにとって静かに下ろされていく忘れられない記憶のひとつですなぁ。誰からも愛された王さん。しばらくはゆっくりとして欲しいですね。
王選手は昭和40年代、全ての子供達のヒーローでしたね。
そういった無条件に誰もが憧れるヒーローが存在しない昨今、我が子も含めて、今の子供達が少し可哀想な気もします。
また一つ、俺達の昭和が遠くなるな・・・。
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