2009/03/13

昭和の事

強風と雨の一日、山中湖は荒れた天候でした。
しかし、週末を前に心配していた雪にははらずに済んでよかったと思います。
この風は春2番だそうで、これが収まるととても暖かい日が続くとの予報。
三寒四温といった陽気を経て本格的な春へ…。

さて、夕方のニュースで見たのですが、東京駅発着のブルートレインが今日を限りに姿を消すのだそうです。
特に鉄道マニアというわけではないのですが、なんとなく寂しい気分です。

幼少の頃、広島に住む祖父の姉、健在だった頃はよく遊びに来てくれました。
家族の間では『志和のおばあちゃん』 と呼んでいて、とても笑顔の優しいお婆ちゃんでした。
そのお婆ちゃんが帰宅する時に東京駅まで送って行くのですが、その時利用していたのが『あさかぜ』。 発車までの短い時間、車内へ入るのですが子供心に「いつかこれに乗って広島まで行きたい」って思ったものです。
結局その夢は叶わず仕舞いでしたが、ゆっくりと動き出す青色の車両の中から優しい笑顔で手を振るおばあちゃんの顔を、今でもはっきり覚えています。

その後、中学生の時にブルートレインに乗ると言う夢を果たしました。
山形から上野まで、スキーの帰りに友人と2人で乗りました。2段ベッドの上下にわかれて妙に興奮してなかなか眠れなかったのを覚えています。黒姫駅を出るまでは確実に起きていました。

ニュースの中のブルートレイン、物悲しげな汽笛を響かせLastRunへ出て行く姿を見て
「また一つ昭和の想い出が消えて行くんだな・・・」 と、寂しい気分になりました。



画像はWikipediaよりお借りしました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

タバコの匂いが染み付いたような独特の車内の空気と匂い。巾の狭い二段ベッド糊付けされたシーツ、妙に興奮する寝台の空間。私も何回か乗りましたね。やたらと朝早く目が覚めたのを思い出します。

dragonfly さんのコメント...

katajiyaさん こんばんは

『妙に興奮する寝台の空間』共感する人が多いでしょうね。
本来なら心地よい揺れとリズミカルな車輪の音でグッスリ眠れてもよさそうなもんですが…。
「列車の長旅」も、いずれは過去の物になってしまうんですね。